花子は男に変身したの?

花子は,体の異常を感じはじめて、一人で悩んでいました.朝早く起きて,田畑の手伝いをし,帰ってきてから,直ぐ、馬,牛,鶏の世話,それを終えたら,ようやく皆の朝食の用意をします。それを終えて、今度は、太郎や子供達の弁当作り、太郎を勤めに送り出し、子供達を学校に送り出します。一息する暇がありません。すぐ、又舅と姑と産まれたばかりの夏子をつれ,農作業です。彼女はいつ休む暇があるのでしょう?ありません。ただ馬車馬のように,クタクタになるまで働き続けるのです。こんな生活を毎日毎日続けていれば,病気にならないのが,不思議です。花子もご多分にもれず,病気になってしまったのです。しかし,彼女の異常さに,体の弱い太郎はきずくはずもありません。とうとう,花子は起き上がることさえできなくなり,病院に入院してしまいました。彼女の股から.何やら変なものがぶら下がっていたのです。花子は最初,自分は男に変身したのかと思ったと話しておりました。原因はイロイロ疲れもあっただろうし,精神的にも肉体的にも飽和状態だったのだと思います。医学的には子宮が外に出てしまった状態だったのです。子宮脱という病名でした。何とか手術をして子供達の所に戻ってくれたとき,太郎はホットしたものです。